パソコン研究所

用語集

CPU・GPU・メモリ・ストレージなど、PC関連の専門用語を50語収録しています。順次追加していきます。

CPU

コア数
CPU内部に搭載されている演算処理を行うユニットの数。コア数が多いほど、複数の処理を同時に効率よくこなせます。動画編集や配信など並列処理が多い作業ほど恩恵が大きくなります。
スレッド数
CPUが同時に処理できる命令の流れの数。SMT/ハイパースレッディング対応のCPUでは1コアで2スレッドを処理でき、コア数より多いスレッド数が表示されます。
クロック周波数
CPUが1秒間に処理できる命令サイクルの回数を示す指標(GHz)。数値が高いほど1コアあたりの処理速度が速くなりますが、コア数や世代(アーキテクチャ)による性能差もあるため単純比較はできません。
ブーストクロック
CPUが負荷の高い処理時に、温度や電力の余裕がある範囲で一時的に引き上げる最大クロック周波数。常時この速度で動作するわけではありません。
TDP
Thermal Design Powerの略で、CPU/GPUが標準動作時に発生させる熱量の設計上の目安(W)。冷却装置や電源ユニットの容量を選ぶ際の参考値になります。
キャッシュメモリ
CPU内部に搭載された高速な記憶領域。よく使うデータを一時保存しておくことでメイン メモリへのアクセス回数を減らし、処理速度を向上させます。L1・L2・L3の階層があり、数字が大きいほど容量は大きく速度はやや遅くなります。
ソケット
CPUをマザーボードに接続するための規格・形状。CPUとマザーボードのソケットが一致していないと物理的に取り付けられないため、自作PCやCPU換装の際は必ず確認が必要です。
IPC
Instructions Per Clockの略で、CPUが1クロックあたりに処理できる命令数を示す指標。世代が新しいCPUほどIPCが向上していることが多く、同じクロック周波数でも実際の性能は世代によって異なります。

GPU

VRAM
GPU専用のメモリ(ビデオメモリ)。テクスチャや画像データを一時的に保持します。解像度や画質設定を上げるほど必要な容量が増え、不足すると処理落ちやカクつきの原因になります。
TBP(GPU)
Total Board Powerの略で、グラフィックボード全体(GPUチップ以外の基板部品も含む)が消費する電力の目安。電源ユニットの容量を選ぶ際の重要な参考値です。
CUDAコア
NVIDIA製GPUに搭載されている並列演算ユニット。数が多いほど描画・演算性能が高い傾向にありますが、世代(アーキテクチャ)が異なると単純な数の比較はできません。
Stream Processor
AMD製GPUに搭載されている並列演算ユニットの呼称。NVIDIAのCUDAコアに相当する役割を持ちますが、アーキテクチャが異なるため数値だけでの直接比較はできません。
レイトレーシング
光の反射・屈折・影などを物理的にシミュレーションし、よりリアルな映像表現を実現する描画技術。処理負荷が高いため、対応GPUの性能によって快適に動作するかどうかが変わります。
DLSS
NVIDIA製GPUが搭載するAIを用いたアップスケーリング技術。低い解像度で描画した映像をAIで高解像度に補完することで、画質を保ちながらFPSを向上させます。
FSR
AMDが提供するアップスケーリング技術。DLSSと同様に低解像度描画から高解像度映像を生成しFPSを向上させますが、メーカーを問わず幅広いGPUで利用できるのが特徴です。
アップスケーリング
低い解像度で描画した映像を、ソフトウェア・AI処理によって高解像度に引き伸ばして表示する技術の総称。DLSSやFSRなどが代表例で、画質を維持しながらFPSを向上させる目的で使われます。

メモリ・ストレージ

DDR
メインメモリの規格名(Double Data Rate)。DDR4・DDR5のように世代ごとに転送速度や消費電力が異なり、CPU・マザーボードが対応する規格のメモリしか使用できません。
デュアルチャンネル
同容量のメモリを2枚1組で装着し、データ転送経路を2系統にすることでメモリ帯域を向上させる構成方法。1枚挿しに比べて処理性能が安定しやすくなります。
SSD
Solid State Driveの略で、フラッシュメモリを使った記憶装置。HDDに比べて読み書き速度が非常に速く、OSやアプリの起動時間短縮に大きく貢献します。
NVMe
PCIe接続を利用した高速なSSDの通信規格。従来のSATA接続SSDよりも大幅に高い転送速度を実現します。
HDD
Hard Disk Driveの略で、磁気ディスクにデータを記録する記憶装置。SSDに比べて速度は劣りますが、容量あたりの価格が安いため大容量データの保存用途に向いています。
ストレージ容量
SSDやHDDに保存できるデータ量の目安(GB/TB)。OS・ゲーム・動画など保存したいデータ量に応じて必要な容量が変わります。
メモリクロック
メインメモリのデータ転送速度を示す指標(MHz)。数値が高いほど理論上の転送速度が速くなりますが、CPUとの相性や対応上限にも注意が必要です。

電源・冷却・ケース

電源ユニット
PSU(Power Supply Unit)とも呼ばれる、家庭用コンセントの電力をPC内部で使う電力に変換して各パーツへ供給する装置。搭載するCPU・GPUの消費電力に見合った容量を選ぶ必要があります。
80PLUS認証
電源ユニットの変換効率を示す認証規格。Standard・Bronze・Silver・Gold・Platinum・Titaniumの順に効率が高くなり、発熱・電気代の面でも上位認証のほうが有利です。
空冷・水冷
CPUなどの冷却方式。空冷はヒートシンクとファンで冷やす方式で構造がシンプルかつ安価、水冷は冷却液を循環させる方式で高い冷却性能と静音性を両立しやすい特徴があります。
エアフロー
PCケース内部の空気の流れ。吸気・排気のバランスが取れていないと熱がこもりやすくなり、パーツの温度上昇や性能低下(サーマルスロットリング)につながります。
ケースフォームファクター
マザーボード・ケースのサイズ規格(ATX・Micro-ATX・Mini-ITXなど)。規格が一致しないとマザーボードがケースに収まらないため、パーツ選びの際は必ず対応関係を確認します。
サーマルスロットリング
CPU・GPUの温度が上限に近づいた際、故障を防ぐために自動的に処理速度を落とす保護機能。冷却が不十分な環境で高負荷作業を続けると発生しやすくなります。

ディスプレイ・ゲーミング

リフレッシュレート
モニターが1秒間に画面を書き換える回数(Hz)。数値が高いほど映像が滑らかに表示され、対戦系のゲームでは144Hz以上のモニターが好まれる傾向があります。
解像度
画面を構成する画素(ピクセル)の縦横の数。1920×1080(フルHD/1080p)、2560×1440(WQHD/1440p)、3840×2160(4K)などがあり、高解像度ほど鮮明な反面、必要なGPU性能も高くなります。
FPS
Frames Per Secondの略で、1秒間に画面が何回描画されるかを示す数値。数値が高いほど映像が滑らかになり、ゲームの操作性・視認性が向上します。
1% Low FPS
計測時間のうち処理落ちが最も激しかった下位1%区間の平均FPS。平均FPSが高くても1% Lowが低いとカクつきを感じやすいため、体感の快適さを測る指標として重視されます。
VSync
GPUの描画フレームレートをモニターのリフレッシュレートに同期させる機能。画面のちぎれ(ティアリング)を防げますが、入力遅延が増える場合があります。
G-Sync・FreeSync
GPUの描画タイミングとモニターのリフレッシュレートを可変同期させる技術。G-SyncはNVIDIA、FreeSyncはAMDが展開しており、ティアリングやカクつきを抑えて滑らかな表示を実現します。
アスペクト比
画面の縦横比。一般的なモニターは16:9ですが、ウルトラワイドモニターの21:9など、用途によって様々な比率があります。

ネットワーク

Wi-Fi規格
無線LANの通信規格(Wi-Fi 5/Wi-Fi 6/Wi-Fi 6Eなど)。新しい規格ほど通信速度・安定性・混雑時の性能が向上します。
有線LAN
LANケーブルを使った接続方式。無線(Wi-Fi)に比べて通信が安定しやすく遅延も少ないため、オンライン対戦ゲームなどでは有線接続が推奨されることが多いです。
Ping・レイテンシ
データ通信の応答にかかる時間(遅延)。数値が小さいほど遅延が少なく、オンラインゲームでの操作の反応速度に直結します。

OS・ソフトウェア

BIOS・UEFI
PC起動時に最初に動作する、ハードウェアを制御する基本プログラム。UEFIはBIOSの後継規格で、グラフィカルな操作画面や高速起動などの機能を備えています。
ドライバ
OSがグラフィックボードなどのハードウェアを正しく制御するために必要なソフトウェア。GPUドライバは定期的に更新され、性能向上や不具合修正が行われます。
OS
Operating Systemの略で、PC全体を管理する基本ソフトウェア。Windows・macOS・Linuxなどがあり、対応するアプリやゲームが異なります。
デュアルブート
1台のPCに複数のOSをインストールし、起動時にどちらを使うか選択できるようにする構成。用途によってOSを使い分けたい場合に利用されます。
ベンチマーク
CPU・GPUなどの性能を数値化して測定するテスト・ソフトウェア。同条件で複数の製品を比較する目的で使われますが、測定ソフトや設定によってスコアの基準は異なります。
オーバークロック
CPU・GPU・メモリなどを、メーカー保証範囲を超えるクロック周波数で動作させ性能を引き上げる行為。発熱・消費電力が増加し、対応していない製品では故障のリスクもあります。

その他

BTO
Build To Orderの略で、CPU・GPU・メモリなどの構成を選んで注文する受注生産方式のPC販売形態。自作の知識がなくても、ある程度好みの構成のPCを購入できます。
自作PC
CPU・マザーボード・メモリ・GPUなどのパーツを個別に購入し、自分で組み立てて完成させるPC。構成の自由度が高い反面、パーツ選定や組み立ての知識が必要です。
コスパ
コストパフォーマンス(費用対効果)の略。価格に対してどれだけの性能・満足度が得られるかを示す評価軸で、当サイトの比較・判定ツールでも重視している指標です。
リセールバリュー
購入したパーツやPCを中古で売却する際に、どれくらいの価格で取引されやすいかという評価。人気のあるモデルや状態の良いものほど高くなる傾向があります。
ボトルネック
PC全体の性能が、特定のパーツ(多くはCPUかGPU)の性能不足によって頭打ちになっている状態。組み合わせのバランスが悪いと、高性能なパーツを搭載しても本来の性能を発揮できません。